レンジフードは、コンロの上にコンロを覆うように設置されたカバーと、屋外へ排気するためのファンが一体になったものです。
フィルター部分にホコリや油汚れが詰まっていると、吸い込みが悪くなったり音が大きくなったりします。
中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸したあと、やわらかいスポンジを使って汚れを落とします。
お手入れをするときは、スイッチなどの電気部品に直接洗剤をかけないようにしてください。
シンナーやアルカリ性洗剤、灯油や60℃を超える熱湯などを使ってお手入れをすると、変質・変色の原因になります。
市販の中性洗剤を使用すれば問題なく汚れを落とせます。しかし、気になる人はメーカーが出している洗剤を使ってもよいでしょう。
レンジフードとは、換気扇と排気用のダクトが一体化したものです。ダクトによってより効率的な排気が可能で、臭いを含んだ空気や煙をしっかりと建物の外に出せます。また、レンジフードはスタイリッシュなデザインであることが多く、プロペラが剥き出しになっている換気扇よりも見た目が良くなります。そんなレンジフードには色々な形があり、オーソドックスなのは、ブーツ型という上部を覆うような形をしているものです。そんなブーツ型を前後に細くしたスリムタイプや、上下を縮めた形のフラットタイプなども多いです。また、ファンには換気扇と同じようなプロペラの他、筒状に細い羽がいくつも付いていて、壁に設置する必要のないシロッコファンというものがあります。
キッチンで発生する煙や臭い付きの空気は、熱によって上昇する性質があります。それをレンジフードのダクトでしっかりと捉えた後、ファンによって外に排出するという仕組みがあります。ダクトがなければ上昇した空気や煙は天井を伝って、他の部分に広がる恐れがありますが、レンジフードではその広がりを抑えることができます。また、空気には油分が含まれがちなので、それがダクトやファンに付着するのを防ぐ目的で、フィルターを備えているものが多いです。
空気や煙に含まれる油分は、フィルターだけで完全に取り除くことはできないので、レンジフードは定期的な掃除が必要となります。そのため、ダクトの内側に手を入れやすかったり、掃除のために取り外せるようになっているものが多いです。また、その他にも掃除の頻度を下げられるよう、自動で掃除できる機能を備えたものもあります。ファンや油分を吸着させる部品を高速で回転させて、遠心力によって飛ばし、一箇所に集めておくという機能です。